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奥武蔵に生きる写真家の表現と日常

2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

命の水

水のきらめきは平和のシンボル。 こんなに豊かな水に恵まれたなら、 誰もが争いなどしないのかも知れない。 ちょっと短絡的な考えだが、 このきらめきを見ていると、心まで透明になってゆく。 2004.9.12 奥の廊下・黒部川・富山 Canon NF1 28mm F2.8 RVP100

岳樺

三俣蓮華岳から流れる沢沿いをダケカンバが覆う。 風雪の絶え、見事に成長した木は美しくも力強い。 その光景にしばし見とれてしまった。 季節は足早に秋へと突入しようとしている。 やがて、烈風の季節がやってくる。 2004.9.11 黒部源流・富山 Canon NF1 F…

天景

周囲を3000m級の山々に囲まれる黒部源流、雲ノ平周辺から 街の光はまったく見えない。 空気中に漂う塵によって光の乱反射はあれど、 間違いなく日本有数の星空が見える場所だ。 おりしも、天空には夏の大三角形が大きく広がる。 はくちょう、わし、こと座そ…

ケショウヤナギの古木

水面すれすれに立つ古木。 増水すれば根本まで水没するのは必至だ。 それでもあえて木はこの場所を生涯の地と選んだ。 たとえ、やがて洪水で流されようとも、 木はそれを喜び勇んで享受するのだろう。 水と木、どちらも元は一緒なのかも知れないと思う。 水…

奥の廊下

黒部川・薬師沢出合から上流を奥の廊下という。 その奥の廊下で唯一本流の力を感じさせる地点。 核心部の瀑流は底知れない深みに消えてゆく。 ぞくぞくするような水のエネルギーを前に、 私に許されることはただただひれ伏すのみなのだ。 2004.9.12 黒部川源…

激流

飛沫を浴びながら激流に向かう。 絶え間なく流れ続ける水を見ていると、 頭の中がグルグル回ってくる。 いったい自分が静止しているのか、動いているのか判らなくなってくるのだ。 そんなときは要注意だ。 水に吸い込まれないよう、気持ちを入れ替えよう。 2…

コンタクト

数日来、断続的に雨が降っていた。 大雪山・旭岳避難小屋で二晩過ごし、下山を始めた時のこと。 山麓へと続く登山道は幅が狭く、濡れて滑りやすかった。 おまけに霧も立ちこめ、視界が悪く明るさに欠けていた。 あるカーブに差し掛かった瞬間のこと。 下から…