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奥武蔵に生きる写真家の表現と日常

七七日供養

 

本日、末弟・敏行の七七日(49日)供養、無事に済ますことができました。
生前、お世話になった皆さまに改めて御礼申し上げます。

 


11月4日、突然永眠した弟。

ひとり暮らし故、発見が遅れ、さぞ苦しく、寂しい思いをしたことだろうね。
でもやっと自宅に戻ることができたね。

これからは自宅の前から、いつまでも生家を見守っておくれ。

 

 

もっとたくさん、気に掛けてあげるべきだったね。

もっと強く、田舎へ戻ることを勧めるべきだったね。

 

 

敏が亡くなった翌日、

わが家に真っ黒い子猫がやってきたよ。

近所に暮らす叔母が野良猫を見かねて捕獲(親子猫4匹の中の1匹)したのだけれど、

自分は歳だからもう世話がしんどいって、

うちへ連れてきたんだ。

 

そしたら、野良だから、初めは少し警戒もしたけれど、
驚いたことに直ぐに家族になついてさ、

殊に母にはべったりで、膝の上でぐっすり眠り安心しきっている姿は、

半年前に行方知れずとなった愛猫そのままの構図だよ。

 

きっと、子猫は敏が自分の身代わりに贈ってくれたのだね。

偶然にしては、あまりに出来すぎていて、そう思わずにいられない。

 

おかげで敏が亡くなった悲しみが、ずいぶんと子猫によって癒されている。

母は子猫を敏だと思って、大切にしているよ。

 

そうそう、昨日、初めて庭へ放したんだ。少しづつ、外歩きできるようにね。

百か日には、きっとお墓へも連れて行けると思うよ。

 

楽しみにしていておくれ。