atarashism@blog 新逹也の表現世界

藍の空画|聖天の宇宙|アミニズム・ヤオヨロズ・スピリテュアル

先ずは自宅近くの峠を目指す

 

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私の暮らす奥武蔵・高麗郷(日高市)は東が関東平野

西は奥多摩、奥秩父へと連なる関東山地の一端となる。

自宅からほど近い、日和田山(305m)、高指山(332m)。

その北部に駒高という地区がある。

自宅周辺の標高が約90m、駒高の峠がおよそ320m,

高低差230mあまりの峠周回コースを設定して、先ずは走ってみることに。

 

自宅〜清流〜駒高〜高麗本郷〜栗坪〜新堀〜自宅

 

周回距離、およそ10km

 

夜明けのひとっ走りには丁度良いルートかなと思って、挑戦したが、いざ走ってみると、自動車では難なくたどり着ける道のりが、もの凄く遠く感じた。

コーナーから次のコーナーまでがとても長く思え、さらに、こんなに急坂だったのか。。。と愕然の連続。

息も絶え絶え、荒々しく、汗が噴き出す。

こんな汗かいたの、久しぶりのこと。

正直、峠までたどり着けるのか、どうか、、、不安がよぎる。

 

それでも何とか、ゼイゼイいいながら駒高の峠へ。

一息ついたあと、いざ、ここからはダウンヒル

文殊様の脇をすり抜け、曾祖父の実家前もひとっ飛び。

 

 

思い出した。

かつて若かりし頃、スポルティーフで走った峠道。

その下りの気持ちいいことったら。

 

当時は勿論、今と違って髪の毛も豊かだったから(笑)

風になびく髪が、ここちよく、さらさらと頬をかすめ、、、

 

今はまったくツルツルのオヤジ頭。

そんな風になびく髪の感触など味わうべくも無いが( ^.^)( -.-)( _ _)

風を切って走るのは、最高に気持ちいいのは同じこと。

 

しかし、それも束の間、現実は楽しんでばかりはいられないよ。

果たして、このバンピーな路面ったら、、、

 

KhodaaBioomRail700のタイヤはクロスバイクで一般的な700×28C。

路面のちょっとしたギャップや凹凸を正直に拾ってしまう。

その振動がハンドルから指先、腕へと伝わり、脳まで響く感じだ。

道幅も狭く、短いS字コーナーの連続。

けして自動車では味わえない路面との一体感と、緊張感。

どの程度のスピードで、どのようにコーナーを抜けて行ったらよいのか、

マシンのポテンシャルはおろか、暫く自転車から遠ざかっていたので、

己の技量すら、解らないが故の恐怖と緊張の連続。

ブレーキングのタイミング、コーナーを抜ける際のバランスとライン取り。

自動車や原付バイク(自動二輪のライセンスは持っていないが)の経験から、

予想はできても、経験が浅いがため、信頼できない。

 

またまた若き頃、富士スバルラインダウンヒル

全快で飛ばしている際、道路脇に駐車しようとした車が幅寄せしてきて接触転倒したことがある。

奇跡的に大した怪我もなく済んだが、

60km/hから70km/hは出ていただろうことを思うと、今でもその時の傷みと、かすり傷程度で助かった幸いさを鮮明に思い出すことができる。

 

いったい自転車は直線のダウンヒルで、何キロくらいのスピードが出るものなのか、

それはわからないが、連続コーナーのタイトな舗装林道、

脇はガードレールも無く、沢へと落ちている。

道路端は落ち葉と苔。うっかりホイールを流すことなど怖くてとてもできるものではない。

それとも、これから経験を積んで行くと少しは慣れるのだろうか。

そんな時人はかつての苦い経験ばかりを思い出してしまうようだ。

 

距離にして2,000メートル程度。あっという間に高麗川のほとり、

郷まで下って来てしまった。

すると、まるで別世界。幸せな空間が広がっている。そして幾ばくかの達成感。

 

これから、この自転車とともに、

数え切れないくらいたくさんの体験を積んで行くことだろう。

人は体験するためにこの世界に生まれてきたと言われる。

その体験を私と共に経験して行く、KhodaaBioomRail700 2015モデル。

私のクロスバイク、大切な相棒。

 

【駒高の峠】
 Date 2015/7/15
 Dist 10.4km
 Time 49′
 Ave 12.3km/h
 Max 39.6km/h

 

 

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