クリニックの帰り道、与野駅前からさいたま新都心駅まで、
旧中山道沿いをぶらぶらと歩いた。
路地裏を歩いたわけではないので、
さしたる面白さもなかったが、
ケヤキ並木が一部の区間、枝を伐採され、無惨な姿をさらしていた。
何もここまで切り詰めなくてもいい様な気がするのだが。
しかし、時と共にケヤキは再び枝を伸ばす。
やがて悠然と樹形を広げる。
だがそうなると再び、大幅に切り詰められることだろう。
埼玉の県木である。
一度も切られることなく、自然樹形を保ったケヤキの枝振りの美しさは、
木の中でも一際引き立つ。
残念ながら滅多にお目にかかれないが。