立志式
中2の娘の立志式に参加した。この立志式、最近ではあちこちの学校で行われているらしいが、高麗中学校では、第40回を向かえる伝統行事だ。
そして、僕はその第2回目の式で立志を述べた記憶がある。当時、何を言ったか、それはこそばゆいものがあるが、僕は中学生当時、宇宙・天文に興味を持っていた。いわゆる天キチってやつだ。そして、イケヤ・セキ彗星発見者の関勉さんにとても憧れていた。将来、僕もあんなふうに新しい彗星を発見したい・・・そんなことを述べたように記憶する。
新彗星は未だ発見していないが、宇宙への興味、自然界への興味は今も尽きることなく、僕の心に湧き上がってくる。
さて、娘の立志式だが、席順で一番の発表だった。何を述べるのか、敢えて事前に聞かなかったが、前々からの気持ちに揺るぎが無いようだ。より具体的に目標が見えてきたように感じた。
ところで、立志式を聞くだけなら良いのだが、役目で保護者として感想と御礼の言葉を述べることになっていた。
精神状態が安定しているなら何でもないことなのだが、今の状態はどうも覇気がない。今ひとつ、人前で何かを話す気力が涌いて来そうもなかった。
そのため、自分でもどんなことになるのか・・・話すことができるのか・・・
とても不安だったし、自信がなかった。
しかし、いざ壇上へ上がってしまうと、思いの外落ち着いている。
心なしか、平素よりも普通に話すことができたような気がする。
とにかく、ようやく役目を果たし、肩の荷が一つ下りてホッとしている。
何しろ昨秋からずぅっと心に引っかかっていたのだから。