香春&踊る水 子の権現奉納公演 「春を咲く」
キャスト:舞・香春、泉伶奈/パーカッション・石坂亥士
期日:2008年4月10日
春の例大祭の今日、巨大な龍をあしらった中庭で奉納される予定であったが、降り続ける雨により、急きょ大広間での開催となった。祈願に訪れた人々を前に「踊る水」としては4年振りのユニットを組んだ、香春と泉伶奈の舞が、春の嵐のごとく広間に吹き荒れた・・・そんな印象の公演であった。
こんな機会でも無ければ、彼らのような舞や音を見たり聴いたりすることはないであろう参拝客たちの反応は様々だ。盛んに絶賛する人もいれば、中には腰の引けた様子の人もいたりと、なかなか面白い時間が過ぎていった。かなり高い年齢層の方々が多く、いったいどのようにこの公演が映ったことであろうか興味のあるところ。
さて、今回パーカッションを担当したのは石坂亥士。かつて香春とともに数多くのパフォーマンスを展開してきたが、今はソロで演奏活動を行っている、注目の音楽家だ。彼が香春と組むのは実に8年振りか。しかし、そのブランク期間をまったく感じさせない。心の底に染み渡り、魂を揺さぶられるような演奏に、彼がこれまで過ごしてきた8年の重みと成果を聴き取ることができた。次回は野外でのパフォーマンス、そしてホールでのセッションも見たいものと思う。これからの活動を楽しみにしていよう。