水
年末です。無意味に忙しくしています。 さて、性懲りもなく、またまた「荒川源流」の写真展です。 一連の既発表作品からの抜粋、そして今回初公開の未発表モノクローム小作品。 会場はオシャレでおししいケーキ屋さんのギャラリー そこは本格的なフランス料…
本日、ギャラリーの飾り付けをしました。 僕は途中でどうしてもはずすことのできない撮影があり、 そちらへ向かいましたが、 手伝ってくれた仲間たちによって、上手く展示できたとのことです。 さぁ、明日はいよいよオープニングです。 ローカルなギャラリー…
Design:tatsuya atarashi 昨日(24日)急きょ決定しました。 昨年のキヤノンギャラリーでの展示を引き継ぐ形で、築地の朝日新聞社の本社コンコースでの展示に声が掛かり、日程的にきついですが、快諾しました。 朝日新聞社正面玄関前のコンコースですから、…
荒川源流「水の回廊」大阪展、明日飾り付けです。 そして明後日31日から展示が始まります。 会場には8/31、9/1、9/2の3日間、滞在いたします。 後半は残念ながら調整が着かず、不在となります。 どうぞご了承願います。 それでは、会場でお待ちいたします。
来週から福岡展が始まります。 それに先駆けて、今週4日が飾り付けです。 久しぶりの九州へ、取材も兼ね、行ってきます。 ※後日談 福岡展、なんとか終了しました。 正直、訪れる人は疎ら。 認知度? テーマの問題? 車道に面したギャラリーの前を歩く人はほ…
24日、飾り付けも無事に済み、あとはオープニングを待つばかりです。 作品は全部で40点。 半切が34点、全倍6点(写真正面)です。 今回は奮発して図録も用意しました。 また、16枚組のフォトカード集も。 会場へは毎日行っています。 会期中はなかなか更新、…
この夏、キヤノンギャラリーでの写真展ですが、大阪梅田展の日程に変更がありましたのでお知らせいたします。まだ、先のことではありますが、どうぞお近くへおいでの際にはご覧くださいませ。(画像をクリックすると大きなサイズでご覧いただけます) ■2006.…
水・みず・ミズが ほじぃぃぃ〜
H2O公演、イメージカット第二弾です。 天空、山並み、海。 これらのエレメントから水の惑星・地球を表現しました。 海のエナジーに育まれ、私たちの遠い祖先は誕生しました。 「産みの苦しみ」とは言いますが、 生命の進化の歴史は想像を絶する試練の連続だ…
東京都の水源・奥多摩湖。 森で生まれた一滴の水が集まるところ。 僕たちは水がなければ生きることなどできない。 水こそ全てを司る大いなる根源なのかも知れない。 ただただ、ありがたく感謝するのみだ。 1995.12 Canon NF1 20-35mm F3.5 RVP
川面と水平になり波を見つめる。 絶えず襲いかかる水飛沫は二つと同じ形には見えない。 視界いっぱいに波を捉えると、 そこには巨大な生き物がうごめいていた。 かくも清らかに美しくも見える水。 しかし、秘められた底知れない怖ろしさはいったい何ぞや。 …
水のきらめきは平和のシンボル。 こんなに豊かな水に恵まれたなら、 誰もが争いなどしないのかも知れない。 ちょっと短絡的な考えだが、 このきらめきを見ていると、心まで透明になってゆく。 2004.9.12 奥の廊下・黒部川・富山 Canon NF1 28mm F2.8 RVP100
水面すれすれに立つ古木。 増水すれば根本まで水没するのは必至だ。 それでもあえて木はこの場所を生涯の地と選んだ。 たとえ、やがて洪水で流されようとも、 木はそれを喜び勇んで享受するのだろう。 水と木、どちらも元は一緒なのかも知れないと思う。 水…
黒部川・薬師沢出合から上流を奥の廊下という。 その奥の廊下で唯一本流の力を感じさせる地点。 核心部の瀑流は底知れない深みに消えてゆく。 ぞくぞくするような水のエネルギーを前に、 私に許されることはただただひれ伏すのみなのだ。 2004.9.12 黒部川源…
飛沫を浴びながら激流に向かう。 絶え間なく流れ続ける水を見ていると、 頭の中がグルグル回ってくる。 いったい自分が静止しているのか、動いているのか判らなくなってくるのだ。 そんなときは要注意だ。 水に吸い込まれないよう、気持ちを入れ替えよう。 2…
夏の終わりに。 水の恩恵 森の芳香 光の熱波 時として自然界は私たちに思わぬ猛威を振るう。 だがそのエネルギーこそ生命全体の原動力でもある。 痛みに打ちのめされ、傷つけられたとしても忘れないで欲しい。 私たちが母なる地球に包み生かされていることに…
魂は海から渡来し、再び海へ還るともいう。 また、海の彼方に楽土があるとも。 周囲を海に囲まれた日本列島。 否応なく、海を通して人も文化も流れて来る。 遠い過去、三方の大陸や島々から大挙この列島を目指し、 流民たちがやって来たのだともいう。 その…
森の中の小さな池。 無数の落ち葉が幾重にもかさなり、朽ちようとしている。 水中で腐葉化するまでどれほどの時間がかかるのか。 やがて、再び池端の木々の養分となり、 更には沢の流れに揺られ多くの生物たちの糧となる。 むろん、人も有形無形にその恩恵を…
透明感、水の動きといった視覚的な印象とともに、 流れの音が相まることで、 水への思慕は一層強いものとなる。 染み出しの静かなそよぎ。 真一文字に落ちる一本の筋。 落差のある滝。 激流の勢い・・・ 流れの音も様々だ。 1998.8.10 北海道・大雪山麓・忠…
ライアル・ワトソンの「水の惑星」を読んでいると、 ほんとうに水は生きていると感じられる。 ただ、動いているから・・・ではなく、 ひとつひとつにH2Oの集合体が意志を持って、 生きている・・・ということ。 もし、日常的に水とコミュニケートできるなら…
極相を謳歌するブナの森から霧が立つ。 水の精が天に昇る瞬間か。 天と地を循環する水。 森はその浄化役だ。 水によって森は生気をたたえ、 浸み出す水は肥沃な栄養を海へと運ぶ。 海と森。 どちらも水に包まれている。 1995.8.26 青森・白神山地 Canon NF1 …
関東ではもっともまとまったボリュームのブナ林がある玉原。 その樹間の流れはあまりにも清楚だ。 ブナの葉が堆積した沢と呼ぶにはあまりにも小さな流れ。 どこからともなくしみ出す水はやがて大河となり太平洋へと向かう。 一粒、一粒の水に命を感じる。 命…
夜明けの気配を感じ、冷気が天へと帰って行く。 池に漂う残雪は巨大な流氷のよう。 やがて雄山の稜線から朝日が差し込む。 逆光に照らされたモヤと冷気が重なり、 辺りは光で満ちあふれてゆく。 2000.8.15 富山・立山室堂・みくりが池 Canon F1 FD80-200mm F…
随分古い写真だ。 もう20年以上も前になる。 私が24才の時に撮ったものだ。 埼玉の自宅から自転車を漕いで尾瀬まで向かった。 三脚、35ミリ、ブローニーカメラまで持って・・・ 元気が良いというか、バカというか。 とにかくエネルギーが余っていた。 何かに…
天と海 いずれも「あま」と読む 遠い神話の時代、神々は天から降臨し、海から渡来してきた。 ひとつひとつの微細な生命力が魂の滴となって。 1995.9.19 青森・陸奥湾の夜明け Canon NF1 FD300mm F4L RVP