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写真家の日常と表現

宵の満月

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奥武蔵の山上から望む満月は、やけに赤かった。東京上空を覆う、スモッグに遮られ、高層ビル群もまったく見ることができなかった。

この尾根は名栗川と高麗川を分ける分水嶺。いずれも荒川の流域となる。飯能市から入間市狭山市、せいぜい所沢市あたりまでは街灯りを確認できるものの、その先は靄の中だ。

世界は益々不穏だ。マスコミは何も正直なことは伝えない。法律、制度、協定などにより、私たちを取り巻く生活はがんじがらめだ。今週は伊勢志摩サミットが開かれる。世界経済の中心がアジアにシフトする中、今更先進国首脳会議も無いだろう。前世紀の亡霊たちが集まり、いったい何を画策しようとしているのか。

春のおぼろ月夜ともいえる今宵の満月。2000万人を超える流域市民の幸を願う。

 

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ほぼ同じ場所から望む夜明けの都心方面。大気の抜けが良い真冬の早朝、気流の状態が安定していると、このように見える。条件さえ良ければ、奥武蔵の山々からでも東京湾を望むことが可能だ。

遠方に山並みのように見えるのは千葉方面にかかる雲だ。このような雲が地表付近に頻繁に現れる。けして気持ちの良いものでは無いことだけ、記しておこう。

 

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