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奥武蔵に生きる写真家の表現と日常

光る池(長野県八千穂高原・白駒池)

朝の光が池に差し込んだ瞬間、

水面から立ち上るモヤが白銀の輝きを見せる。

次々と天を目指しては、湧き上がる水。

液体から解き放たれた水の歓喜が聞こえる。

変幻自在に姿かたちを変え、天と地を往来する水。

 

やがて夜明けの儀式が終幕を迎える頃、

目の前の光景が潮を引くように素に還って行く。

 

2004.10.1 Canon NF1 FD24mm F2.8 RVP100