読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

atarashism@blog

写真家の日常と表現

黒部源流・鷲羽岳稜線より(富山県)

メルボルン便りにトラックバック

 

水の源流を求めて黒部へ行った。

 

百聞は一見に如かず。

黒部のスケールはまさに大自然と呼ぶにふさわしい。

仮にだが、黒四ダムが無かったなら、

世界遺産に指定されてもおかしくないのではないか。

 

急峻な山々に囲まれた川の最深部。

そこは森林限界を超えたツンドラの世界だ。

荒涼とした岩の間から染みいる一滴の水。

流れの先は日本海。

海上で蒸発した湿った空気は黒部の山々とぶつかり、

乱気流となって谷間に渦巻く。

 

今、谷から生まれたばかりの雲が天へ昇ろうとしている。

その多くは露となり、再び地上へ還り、

またあるものはやがて雨となって大地を潤すのだろう。

 

海と山とが一体となった黒部の流域では、

短いサイクルで壮大な循環が休むことなく繰り返されている。

 

2004.9.14 Canon NF1 80-200mm F4L RVP100

広告を非表示にする