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奥武蔵に生きる写真家の表現と日常

夏雲立つ

午後の日差しを受け、御殿場付近から激しく雲が湧き上がってきた。

今にものしかかってきそうな、巨大生物のように。(ゴジラか)

あるいはネバーエンディングストーリーに登場した岩男のようにも見える。

(私の写真には良く様々な顔が写っている。ただ、そのように見えるだけなのだが)

かつて「風の谷のナウシカ宮崎駿原作本に登場した、腐海をさまよう「粘菌」をイメージすることも可能だ。

同胞が互いに求め合い、合体し、膨れあがっていく。

水の粒子の集合体ではあるが、どうやらそれだけでは言い表せない生命力が、この雲には潜んでいるような気がしてならない。

 

2000.9.3 山梨・富士山七合目付近より相模湾方面を望む

Canon F1 FD50mm F1.4 RDP