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atarashism@blog

写真家の日常と表現

宵の満月

奥武蔵の山上から望む満月は、やけに赤かった。東京上空を覆う、スモッグに遮られ、高層ビル群もまったく見ることができなかった。 この尾根は名栗川と高麗川を分ける分水嶺。いずれも荒川の流域となる。飯能市から入間市、狭山市、せいぜい所沢市あたりまで…

ふるさとの山

久しぶりの快晴だ。 この一週間は本当にしんどかった。 天候不順で気分は優れない、腰は最悪な状態で、立っていても辛い状態だった。 しかし、今日は、気分がいい。 雨はきらいではないけれど、やっぱり晴れていたほうがいい。 2週間ぶりに鍼灸院に行った。…

富士五湖方面へ

西日を浴びながら、久しぶりに富士山方面へ出かけた。 天候の具合を見ながら、河口湖へ行ってみた。

奥武蔵雪化粧・越辺川、都幾川源流部

平地に降った雨は標高400mを越えたあたりから雪に変わった。 午後からはボタ雪になり、本格的に積もりだした。 関八州見晴台、刈場坂峠からときがわ町へ抜けた。

元旦の山行・奥秩父・白泰山

一年の計を模索すべく、そして、未来を目指し、一歩でも、半歩でも前に進むべく、荒川源流部を望む山へ向かった。 例年の元旦は氏神様(高麗神社)へ氏子として参拝に出向くのが習わしとなっているが、今年はカミさんにお願いした。 ウツに悩まされて、何が…

荒川源流・中津川・消えゆく流れ

今年はいろいろありすぎた。 2009年。良い年となりますように。 年の終わり、大晦日、己へのケジメとして荒川源流へ向かった。 自宅から車で1時間半。同じ県内でも秩父はやはり遠い。まぁ、北海道や長野、岩手県内を移動するほどではないが。滝沢ダムの…

今年二度目の積雪・関八州見晴台・越辺川源流部へ

昨夜の奥武蔵、里では雨だったが、山間部ではおそらく雪だろうと、 関八州見晴台(771m)まで行ってみた。 ここは越辺川の源頭付近にあたる。 道中、標高400〜500m以上から雪に変わっていた。 風のない夜明け。雪が樹木にしっかり付着していた。 日の出…

H2O 公演イメージ #2

H2O公演、イメージカット第二弾です。 天空、山並み、海。 これらのエレメントから水の惑星・地球を表現しました。 海のエナジーに育まれ、私たちの遠い祖先は誕生しました。 「産みの苦しみ」とは言いますが、 生命の進化の歴史は想像を絶する試練の連続だ…

ご来光・日和田山・埼玉

新年のご来光を家族で拝する。 元旦は多くの人で賑わい、お祭り騒ぎなので、 我が家では2日に参拝することにした。 太陽を遙拝することで、初詣とする。 自宅から歩いて30分あまりのところにある小高い山。 小学生の娘二人の歩調に合わせていたら、 けっき…

2005年、夜明け・武甲山・埼玉

正月元旦、ふるさと・奥武蔵の主峰「武甲山」を遙拝すべく、 未明の林道を峠まで走った。 昨日(大晦日)降った雪が全てを覆い隠し、辺りは太古の様相だ。 凛とした空気感の中、今年最初のシャッターを押す。 願いと感謝を込めて祈りの念で撮影に臨むこと。 …

暮色・大菩薩峠より・山梨

柳沢峠から稜線沿いに大菩薩峠へ向かった。 20〜30cmほどの積雪だ。トレースをたどって行くだけではあったが、 峠にたどり着いた頃には既に日没近かった。 眼下の富士川は竜のようにうねりながら黄金の輝きをみせている。 やがて対岸の南アルプスが鮮やかな…

シラカバ・増富・山梨

下記の続き。 一行と別れ、下山途中にて。 朝はまだ明けたばかりだ。 典型的な冬型気候が拡がり、快晴の空に、 やけにシラカバの木肌が眩しかった。 なぜか私は樹木に対してエロスを感じてしまう。 木肌と光の調和にも。 1995.12 Canon NF1 20-35mm F3.5 RVP

斜光線・増富・山梨

1995.12 Canon NF1 80-200mm F4L RVP 夜明け前、奥秩父・ミズガキ山へ登って行った。 山頂で舞いを捧げる一行に同行してのこと。 エールを送るつもりで一緒に登ったのだった。 しかし、当日は午前中、都内で仕事があった。 時間ぎりぎりまで登って行き、山の…

岩峰・木曽駒ヶ岳・長野

巨大な岩石の塊。 それは天を揺るがすGODZILLA。 咆哮は風となり嵐を呼び寄せ、 永遠の力として人間を威嚇する。 ゴジラに捧ぐ・・・ 1999.10.23 Canon NF1 FD20-35mm F3.5L RDP

西日・荒川源流・埼玉

ブナの森 ダケカンバ・消えゆく光 2mを超える笹藪をかき分けながら、延々歩くこと2時間あまり。 頼りになるのは、足下に低く続いているけもの道だけ。 キツネかクマにでもなった気分で、半ば這うようにしてくぐって行く。 いやが上にも野性的気分が盛り上が…

けもの道・荒川源流・埼玉

けもの道を辿って行くと、やがて大きなカツラに出合った。 どれくらいの時代を生きて来たのだろう。 伐採を免れ、今この時代に森の賢者として多くのことを語りかけている。 けもの道はそのすぐ真下を横切っている。 カツラが結界となり、森の生き物たちは守…

夜明け・燧ヶ岳(福島県檜枝岐村)

尾瀬・燧ヶ岳中腹。標高2100m地点で迎える夜明け。 山の端から太陽が顔を覗かせた瞬間、 燃えるような紅が木々を染める。 と同時に、私の体を鋭気が突き抜ける。 ほんのわずか5分ほどの出来事だった。 このあと空はにわかに雲で覆われていった。 折しも台風2…

光る池(長野県八千穂高原・白駒池)

朝の光が池に差し込んだ瞬間、 水面から立ち上るモヤが白銀の輝きを見せる。 次々と天を目指しては、湧き上がる水。 液体から解き放たれた水の歓喜が聞こえる。 変幻自在に姿かたちを変え、天と地を往来する水。 やがて夜明けの儀式が終幕を迎える頃、 目の…

雲ノ平の夜明け(富山県)

雲上の楽園とはこのような場所と瞬間を指すのだろうか。 普く照らす光はまさに大日如来を感じさせる。 極楽浄土への道はけして平坦ではないが、 一歩一歩歩き続けることで、皆平等に訪れる世界だと信じる。 そうでなければ、この世を生き抜くには辛いこと、…

黒部源流・鷲羽岳稜線より(富山県)

メルボルン便りにトラックバック 水の源流を求めて黒部へ行った。 百聞は一見に如かず。 黒部のスケールはまさに大自然と呼ぶにふさわしい。 仮にだが、黒四ダムが無かったなら、 世界遺産に指定されてもおかしくないのではないか。 急峻な山々に囲まれた川…

岳樺

三俣蓮華岳から流れる沢沿いをダケカンバが覆う。 風雪の絶え、見事に成長した木は美しくも力強い。 その光景にしばし見とれてしまった。 季節は足早に秋へと突入しようとしている。 やがて、烈風の季節がやってくる。 2004.9.11 黒部源流・富山 Canon NF1 F…

楽土へ

行けども行けども雲の中。 ここは現世なのかはたまたあの世なのか、 歩くほどに己の居場所がわからなくなる・・・ 楽土への道は長く遠きみち。 1998.8.14 十勝岳・北海道 Canon NF1 20-35mm F3.5L RVP

深林美

噴火から長い年月を掛け育まれてきた成熟した森。 コメツガ、ブナ、ダケカンバなどが均等なバランスのもと、棲み分ける。 混沌とした中に保たれる見事な調和。 そこには得体の知れない気配が漂っている。 半分は、私自身のおびえた感情。 残り半分は、山の持…

岳樺 の夏

これも古い写真だ。 「岳樺#3」と同じ沢沿いで25年前に撮影したもので、 私が22才の時のもの。 特にどうということのないものだが、それなりに思い入れのある写真の一つ。 なぜなら、日本アルプス初体験で撮ったものだから。 この頃からコダック製のコダクロ…

残雪

夜明けの気配を感じ、冷気が天へと帰って行く。 池に漂う残雪は巨大な流氷のよう。 やがて雄山の稜線から朝日が差し込む。 逆光に照らされたモヤと冷気が重なり、 辺りは光で満ちあふれてゆく。 2000.8.15 富山・立山室堂・みくりが池 Canon F1 FD80-200mm F…

夜明けの岳樺

北海道を旅した後、フェリーで青森へ渡った。 青森は名の通り森の国だ。 白神山地、十和田、八甲田・・・ よくぞ、これだけの森が開発されずに今に至ったと思う。 森に抱かれながら無性に誰彼なく、感謝したくなる。 もはやこんな時代だから、いっそ青森全域…

岩壁に生きる

深山に育つ岳樺(ダケカンバ)が好きだ。 たまらなく愛着を感じる。 山を歩いていて、見かけると思わずファインダーを覗いてしまう。 岳樺は白樺の仲間だ。 明るく開けた環境を好む白樺に対して、岳樺はもっと標高の高い(あるいは緯度の高い)場所に生息す…

午後のジャンダルム

岳沢側から絶えず湧き上がる雲間にジャンダルムが浮かぶ。 気の遠くなるような長い時間を経てできあがった自然界のフォルムは見る者を圧倒する。 魔性の黒い塊に多くの人が引きつけられ、そしてある者は帰らなかった。 大きな自然、偉大な自然を目のあたりに…

乗鞍岳

夜明け前。 山頂にかかる雲が真っ先に日に染まる。 折しもペルセウス流星群の極大日。 未明には幾多の光跡が流れていった。 神の山・乗鞍に朝の光が差し込む頃、 眠い目を擦りながら、登拝準備にかかる。 1999.8.13 長野・位ヶ原より乗鞍岳山頂方面を望む Ca…

西日を浴びて

夕日に照らされ、黄金に染まる雲が谷を駆け上る。 眼前には剣岳が黒々とした岩肌をさらしている。 背後では立山連峰が残照に燃える。 すっかり陽が沈んだあと、別山の稜線に煌々と満月が昇ってきた。 生きていることのありがたさをこんなにも感じた瞬間は、 …

夏の山上

日本海に面した白山には大量の雪が降る。 そのため山頂付近には夏になっても残雪が残っている。 絶え間なく流れゆく雪代(雪解け水)は加賀平野を潤し、 肥沃な大地を作る。 人々はその水を飲み、そこから生まれる米を食して生きている。 1994.8 石川・白山…

輪廻の森

森は命の回廊だ。たくさんの生命を育んでいる。 木はいつかは倒れる。しかし、一つの命が消えることで、 次の命へと橋渡しをする。やがて倒れた木は、新しい命となり、 再び森の王となる。 映画「風の谷のナウシカ」でオームは言う。 ワレワレハ コニシテ ゼ…

ご来光

小学4年と6年の娘たちとその友人や知人とともに、夜の富士山に登った。 七合目を過ぎた辺りから、数人が体調を崩し、足並みが遅れた。 酸素が希薄なためおきる高度障害だ。 やむなく一昨年に引き続き、八合目(3100m)で引き返すことにした。 しかし、このま…

夏雲立つ

午後の日差しを受け、御殿場付近から激しく雲が湧き上がってきた。 今にものしかかってきそうな、巨大生物のように。(ゴジラか) あるいはネバーエンディングストーリーに登場した岩男のようにも見える。 (私の写真には良く様々な顔が写っている。ただ、そ…

楽土成就

立山連峰、別山山頂で向かえた夜明け。正面に望むのは後立山連峰だ。 画面には無いが、対面には沈み行く満月が浮かぶ。 日の光と共に肉体に熱が宿る。 生きて新たな朝が迎えられたことを素直に感謝する瞬間。 私にとって山へ登ること・・・それは祈りに他な…